大阪河﨑リハビリテーション大学

卒業生Voice

VOICE

言語聴覚士として、たしかな信頼関係を築けるように

言語聴覚士 中薗 南先生

2020年卒

医療法人康生会 泉佐野優人会病院 勤務

浪速高等学校出身

この仕事や研究の
魅力・やりがい

言語聴覚士として、嚥下(食べ物を噛んで飲み込むこと)障がいのある患者様や言葉によるコミュニケーションが難しい患者様のリハビリテーションを行っています。
これまでで最も印象に残っているのは、ある患者様のリハビリテーションを担当したときのことです。
入院された当初は口から直接食事を摂ることができなかった方なのですが、ともに粘り強くリハビリテーションを継続した結果、ついに1日3食を食べられるように!患者様が機能回復される一部始終をサポートできたことに、大きなやりがいを感じました。

この分野・仕事を選んだきっかけ

当時高校2年生だった私は、楽しいおしゃべりや食事の時間が何よりも大好きでした。
しかし、世の中にはさまざまな機能不全を理由に、会話や食事を満足に楽しむことができない方がいらっしゃいます。そうした方々の会話や食事を思う存分楽しめない辛さを解消してあげたいと考えたことが、言語聴覚士を目指すようになったきっかけです。
これから言語聴覚士を目指す方に伝えたいのは、「わからない」をそのままにするのではなく、即座に解決した方がいいということです。私も学生時代には友人と試験前に学修したことを復習し、先生に質問してわからないことをひとつずつ解決していました。周囲の力を借りて苦手を克服し、夢を叶えてください。

学校で学んだこと・学生時代

大阪河﨑リハビリテーション大学には、理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻という3つの専攻があり、言語聴覚士を志す学生だけでなく、理学療法士、作業療法士などを目指して学ぶ他専攻の学生とも意見を交換することができました。
また、学生時代にお世話になった実習先でも多くの学びがありました。私はやや引っ込み思案な性格でしたが、先生からのアドバイスをいただき、自らの意見を積極的に発信することを心がけていました。その結果、周囲とのコミュニケーションが活発化し、よりよいリハビリテーションを実践できました。この経験は言語聴覚士として勤務する現在も活きています。