言語聴覚学専攻
SPEECHLANGUAGEHEARINGTHERAPY
言語聴覚士の国家試験は難しい?高校生が知るべき「合格難易度」と3つの対策戦略
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST)は、言葉や聞こえ、嚥下(えんげ)などを支える専門職。
言語聴覚士の国家資格を得るためには学校での学びと国家試験合格が必要ですが、その「難易度」は気になるポイントでしょう。
この記事では、最新の合格率データや、どのような準備が効果的かを整理。
進路選びの不安が少しでも和らぎますように。
目次
言語聴覚士の国家試験は難しい?
国家試験というと、「どれくらい難しいのだろう…」と合格率だけで判断してしまいがち。
ですが、実際のところ難しさは数字だけでは語れません。
学ぶ内容の幅広さや、授業・実習でどれだけ理解を深められるかなど、日々の取り組みが合否に大きく関係します。
ここでは言語聴覚士国家試験の合格率や他のリハビリ職との比較を交えながら、試験の特徴を整理していきます。
これから学ぶうえで、どこを大事にすると良いのかもイメージしやすくなるはず。
言語聴覚士の国家試験の合格率
令和7年(第27回)言語聴覚士国家試験の結果については、次のような結果が公表されています。
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2,342名 | 1,707名 | 72.9% |
出典:厚生労働省 第27回言語聴覚士国家試験の合格発表について
合格率は、年度によって多少の上下はあるものの、6〜8割台で推移することが多く、極端に突破が難しい試験というわけではありません。
ただし、合格できるかどうかは、普段の授業への取り組み方や、学校のサポート体制、自分自身の準備の仕方によって大きく変わります。
ST・PT・OTの合格率比較
それでは、同じリハビリ職の国家試験である、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と、言語聴覚士(ST)の合格率を比べてみましょう。
| 言語聴覚士(ST) | 理学療法士(PT) | 作業療法士(OT) |
|---|---|---|
| 72.9% | 89.6% | 85.8% |
出典:厚生労働省 第27回言語聴覚士国家試験の合格発表について/第60回理学療法士国家試験及び第60回作業療法士国家試験の合格発表について を加工して使用
数字だけを見るとSTの合格率がやや低めに感じられますが、
これには
- 受験者の背景の違い
- 扱う学問領域の広さ
が影響しています。
「STだけ極端に難しい」というより、求められる知識が幅広いため、準備に時間をかける必要があると言えます。
そのため、どの職種にも共通して言えることですが、
手厚い国家試験対策を受けられる学校に通うかどうかが大きなポイントになります。
言語聴覚士の合格難易度について
言語聴覚士国家試験の特徴は、出題範囲が幅広いこと。
✅言語聴覚士の試験科目
- 基礎医学
- 臨床医学
- 臨床歯科医学
- 音声・言語・聴覚医学
- 心理学
- 音声・言語学
- 社会福祉・教育
- 言語聴覚障害学総論
- 失語・高次脳機能障害学
- 言語発達障害学
- 発声発語・嚥えん下障害学及び聴覚障害学
厚生労働省 言語聴覚士国家試験の施行 第28回言語聴覚士国家試験
言葉の発達や脳のしくみ、聴覚、嚥下、コミュニケーションのメカニズムなど、多方面にわたります。
ただ、これは「覚えることが多くて大変」ということではなく、授業で学んだ内容が実習を通してしっかり“つながる”資格ともいえます。
実習では実際の症例を通して理解が深まるため、試験ではその経験が力になることも多いです。
しっかり学べる環境と、日々の積み重ねがあれば、着実に合格を目指せる試験です。
言語聴覚士の国家試験:3つの試験対策
国家試験の勉強は、日々の授業・実習で学んだことを、少しずつ積み重ねていくことが一番の近道です。
ここでは、高校生のうちから少し意識しておくと後々ラクになる「学び方のコツ」を、3つのポイントに分けて紹介します。
戦略①:まずは“基礎の理解”をていねいに
言語聴覚士の試験は、解剖学・生理学・発達心理学など、基礎医学がベースになります。
基礎がしっかり身に付いていると、その後に学ぶ専門分野が驚くほどつながって理解しやすくなるんです。
- 授業で出てきた専門用語をその日のうちに確認する
- 「なぜそうなるの?」を自分の言葉で説明してみる
こうした小さな積み重ねが、大きな力になります。
戦略②:演習で「読む力」を鍛える
国家試験では、文章や図を読み取りながら考える「症例問題」が多く出題されます。
過去問や演習問題を使って、少しずつ慣れていきましょう。
ポイントは、「正解を覚える」のではなく「理由を理解する」こと。
- どうしてこの選択肢が正しいのか
- 他の選択肢が合わないのはなぜか
これを自分で説明できるようになると、理解が一気に深まります。
学校の仲間と答えを話し合うのも、視点が広がっておすすめですよ。
戦略③:実習の経験を学びに結びつける
実習での気づきは、教科書の知識とつながる大切なヒントです。
患者さんとの会話、観察、先輩セラピストの対応など現場で得た学びをメモしておくと、後から「こういうことか!」と理解が深まります。
実習指導者のアドバイスは、国家試験で問われる“考える力”を育てる機会でもあります。
授業 → 実習 → ふり返り、という循環を意識すると、力が着実に積み上がっていきます。
補助戦略:学びを続けるための“習慣づくり”
勉強をスムーズに進めるうえで、メンタルや生活リズムの管理も大切です。
- 短時間集中のポモドーロ法
- 週に一度の「まとめ・振り返り」時間
- わからないときは友人や先生を頼る
こうした習慣があると、無理なく学びを続けられます。
✅ポモドーロ・テクニックって?【高校も大学も大人になってもきっと役立つ!】
ポモドーロ・テクニックは、【「25分集中 → 5分休憩」を1セット】として勉強する方法です。
短い時間に区切ることで、「とりあえず25分だけやってみよう」と取り組みやすくなります。
集中力が続きやすく、疲れにくいのがポイント。
タイマーさえあればすぐ始められる手軽な勉強法です。
「できることから少しずつ」で大丈夫。
仲間と励まし合える環境があるだけで、心にゆとりが生まれますよ。
まとめ
言語聴覚士国家試験の合格率は年度によって変わりますが、令和7年は72.9%という結果でした。
数字だけを見ると「とても難しい」という印象は受けにくいかもしれません。
けれど、幅広い分野を扱う職種だからこそ、日々の学びの積み重ねがしっかり結果に反映される試験です。
とくに大切なのは、
- 基礎の理解を早めに固めること
- 問題を読み解く力を育てること
- 実習での経験を学びに結びつけていく姿勢
この3つがそろうと、自然と知識が深まり、自信にもつながっていきます。
これから進路を考える皆さんが、自分らしく学びを積み重ねていける環境に出会えますように。
試験対策はもちろん、将来の働き方までイメージできる学び方を意識してみてくださいね。
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