和泉大学

言語聴覚学専攻

SPEECHLANGUAGEHEARINGTHERAPY

言語聴覚士に必要な資格とは?スキルアップにつながる資格をご紹介

言語聴覚士は、コミュニケーションや食事、飲み込みに関する問題を抱える方々を支援する、非常に重要な専門職です。
しかし、「この職業に就きたい」と思っても、どんな資格が必要で、どのようにキャリアを積んでいけばよいのか、気になる点は多いのではないでしょうか。

この記事では、言語聴覚士として活躍するために欠かせない資格取得の方法や、資格を持った後に目指すべきスキルアップの道について詳しくご紹介します。

これから言語聴覚士を目指す方々にとって、未来のキャリアを描くためのヒントがきっと見つかるはずです。それでは、具体的にどのようなステップが必要か、見ていきましょう!

言語聴覚士になるために必要な資格

言語聴覚士になるために必要な資格

言語聴覚士として働くためには、国家資格の取得が不可欠です。
この資格を得るためには、専門的な教育を受け、国家試験に合格する必要があります。

ここでは、言語聴覚士の資格取得に至るまでの道のりを詳しく見ていきましょう。

資格取得のプロセスを理解することで、自分の将来のキャリアプランを立てる際の参考になるはずです。

言語聴覚士国家試験の受験資格

言語聴覚士国家試験を受験するためには、指定された教育機関で必要な知識と技能を習得する必要があります。

受験資格を得るための主なルートは以下の2つです。

高校卒業後 文部科学省大臣指定の学校(3~4年制の大学または短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年生の専修学校)に入学し卒業する
一般の4年制大学卒業後 文部科学大臣指定の大学の専攻科または、都道府県知事が指定する2年制の専修学校に入学し卒業する

いずれの場合も、文部科学大臣が指定した学校や養成所で指定科目を履修し、卒業することが必須条件です。
単に実務経験を積むだけでは受験資格は得られないので注意が必要です。

また、外国の養成所で言語聴覚士に関する学業を修めた場合は、厚生労働大臣の認定を受けることで受験資格が得られます。

養成校では幅広い知識の習得とともに、言語聴覚士に欠かせない豊かな人間性を培います。

国家試験の概要

言語聴覚士国家試験は毎年2月中旬の土曜日に実施されます。

試験はマークシート方式で、基礎科目と専門科目それぞれ100問ずつ、計200問が出題。

合格基準は200点満点中120点以上(60%以上の正答率)となっています。
2024年度に実施された第26回言語聴覚士国家試験の合格率は、72.4%。
近年の合格率に注目してみると60%~70%台で推移しています。

過去5年の受験者数、合格者数、合格率は以下のとおり。

年度 受験者数 合格者数 合格率
第26回(2024年) 2,431人 1,761人 72.4%
第25回(2023年) 2,515人 1,696人 67.4%
第24回(2022年) 2,593人 1,945人 75.0%
第23回(2021年) 2,546人 1,766人 69.4%
第22回(2020年) 2,486人 1,626人 65.4%

出典:厚生労働省発表資料より

この数字は、理学療法士(2024年:87.4%)や作業療法士(2024年:83.8%)の合格率と比較すると、低めであることがわかります。

同じリハビリテーション職と比べると、難易度が高いといえる言語聴覚士国家資格。
ですが、計画的な学習と適切な対策を行えば合格を目指すことは可能です。

資格取得後には医療機関や福祉施設など幅広い分野で活躍できる可能性が広がります。挑戦する価値のある専門職と言えるでしょう!

言語聴覚士としてのスキルアップにつながる資格

言語聴覚士としてのスキルアップにつながる資格

言語聴覚士として働き始めた後も、さらなる専門性の向上やキャリアアップを目指すことが可能です。

ここでは、言語聴覚士の業務に関連する資格や認定制度について紹介します。

これらの資格を取得することで、より高度な専門知識やスキルを身につけ、キャリアの幅が広がるでしょう。

認定言語聴覚士

認定言語聴覚士は、日本言語聴覚士協会が設けた認定制度です。
この資格を取得することで、より高度な専門性を持つ言語聴覚士として認められます。

取得条件

  • 言語聴覚士として5年以上の臨床経験
  • 日本言語聴覚士協会の生涯学習システム専門プログラムの修了
  • 認定言語聴覚士講習会参加
  • 認定言語聴覚士講習会の開催領域
  • 摂食嚥下障害領域
  • 失語・高次脳機能障害領域
  • 言語発達障害領域
  • 聴覚障害領域
  • 成人発声発語障害領域
  • 吃音・小児構音障害領域

認定言語聴覚士になることで、施設や地域での指導的役割を担うことができ、キャリアアップにつながります。
また、より高度な症例に対応する能力が認められ、専門性の高い医療機関での活躍の機会も増えるでしょう。

手話通訳士

手話通訳士は、聴覚障害者とのコミュニケーションをサポートする公的資格。
この資格を取得することで、聴覚障害を持つ患者さんとのコミュニケーションがより円滑になります。

例えば、聴覚障害を持つ患者さんに対する言語療法では、患者さんが手話を使用する場合もあります。その際、手話を使ったコミュニケーションがスムーズにできることで不安を軽減し、療法の効果も高まるでしょう。

取得方法

  • 手話通訳技能認定試験の合格

言語聴覚士が手話通訳士の資格を持つことで、聴覚障害者への支援の幅が大きく広がります。

臨床心理士

臨床心理士は、心理学的な知識と技術を用いて人々の心の問題に対応する専門家。
言語聴覚障害と心理的な問題は密接に関連していることが多いため、この資格は非常に有用です。

取得方法

  • 大学院で臨床心理学を専攻し、修士号を取得
  • 日本臨床心理士資格認定協会の実施する資格試験に合格

臨床心理士の資格を持つことで、患者さんが抱える不安や自信の欠如に対して、カウンセリング的なアプローチが可能となります。
例えば、失語症を持つ患者さんが、言語を失ったことにより心理的なストレスを感じている場合、心理的なサポートを通じて前向きに療法に取り組む助けになります。

認定補聴器技能者

認定補聴器技能者は、補聴器の選定や調整(フィッティング)などを専門的に行う資格です。補聴器を扱う言語聴覚士にとって、非常に有用な資格といえます。

取得方法

  • 公益財団法人テクノエイド協会が実施する資格試験に合格
  • 5年ごとの更新が必要

この資格を持つことで、聴覚障害者への支援の質が向上します。

資格取得は、言語聴覚士としての成長だけでなく、患者さんの笑顔にもつながります。
専門性の高い知識と技術を駆使することで、これまで以上に多くの患者さんをサポートし、より大きな喜びを分かち合えるでしょう。

まとめ

言語聴覚士を目指す和泉大学の学生が実習をしている姿。

言語聴覚士になるためには、指定された教育機関で学び、国家試験に合格する必要があります。そして、資格取得後も、認定言語聴覚士や関連資格の取得によってさらなるスキルアップが可能です。

言語聴覚士は、医療、福祉、教育など幅広い分野で活躍できる専門職です。
資格取得に向けて努力を重ね、将来は多くの人々の生活の質向上に貢献できる素晴らしい職業だといえるでしょう。

自分の興味や適性を見極めながら、言語聴覚士としてのキャリアを築いていってください。きっと、やりがいのある素晴らしい仕事人生が待っているはずです。

寄り添うこころ、支える技術
和泉大学は、地域社会の保健・医療・福祉向上のため数多くのリハビリテーション専門職を輩出しています。
人を支え、未来を拓く。言語聴覚士への道、ここから始まる。
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