和泉大学

作業療法学専攻

OCCUPATIONALTHERAPY

OTの実習は「病院見学」で終わらない!高校生が知らない作業療法の具体的な実習内容

作業療法士を目指すうえで避けて通れないのが「実習」です。
ただ、実習と聞くと「病院を見学するだけなのでは?」といったイメージを持つ人も多いでしょう。

実際の作業療法士の実習は、見学だけで終わるものではなく、段階的に専門性を高めていく大切な学びの場です。
患者さんとの関わりを通して、教科書だけでは得られない気づきや経験を積み重ねていきます。

この記事では、作業療法士の実習の種類や具体的な内容、制度改正のポイントまでを解説します。

作業療法士の実習とは?

「作業療法士の実習とは?」作業療法士を目指す学生が実習の計画を立てているイメージ

作業療法士の実習は、知識を「理解する段階」から「使える力に変える段階」へと進むための重要な学習です。
解剖学や心理学などの基礎知識、作業療法の理論や作業療法の実際の流れは、教科書の中ではどうしてもイメージしづらいものです。
だからこそ実習を通して患者さんと向き合うことで、それらの知識が一つひとつ意味を持ちはじめます。

一見すると大変そうと感じるかもしれませんが、これは学生に高い専門性を求めるものではなく、安心して学び、成長できる環境を整えるための学修のステップです。

作業療法士の実習は、見学実習・評価実習・総合実習と段階的に進みます。
それぞれの実習に明確な目的があり、無理なく現場への理解と自信を積み上げていける構成になっています。

実習の大切さ

実習で何より大切にされているのは、患者さんを「生活者」として捉える視点を身につけることです。

実習では現場で働く作業療法士が患者さんとどのように関わっているのかを間近で学びます。
教科書では短い説明で済まされている内容が、現場では多くの配慮や工夫の積み重ねで成り立っていることに気づくでしょう。

こうした経験を通して、「作業療法士として人を支えるとはどういうことか」を、自分の言葉で考えられるようになります。
それが実習の大きな役割です。

実習先・実習場所

作業療法士の実習先は病院だけではありません。

代表的な実習先には、次のような場所があります。

  • 病院(急性期・回復期・慢性期)
  • 介護老人保健施設や特別養護老人ホーム
  • 障がい者支援施設
  • 訪問リハビリテーション事業所

実習先によって関わる患者さんの年齢や生活背景は大きく異なります。
身体障害領域、精神障害領域、発達障害領域など複数の現場を経験することで、作業療法士の活躍の幅広さを実感できるでしょう。

OT実習のリアル

作業療法士の実習と聞くと、「大変そう」「ついていけるかな」と不安に感じる人も多いかもしれません。
慣れない環境やレポート、患者さんとの関わりなど、心身ともに負荷がかかりやすいのは事実です。

だからこそ大切なのは、「一人で抱え込まないで済む仕組み」があるかどうかです。

例えば、カリキュラムの早い段階で見学中心の短期実習で現場の雰囲気に慣れておけること、困ったときに相談できる指導者や大学教員との連携がしっかりしていることは、大きな安心材料になります。

実習が不安な人ほどサポート体制や実習前の準備がどれだけ用意されているかを、進学先選びのポイントとしてチェックしておくと安心ですね。

次は学生が実際にどのような学びを重ねていくのかを具体的に見ていきましょう。

作業療法士の実習内容

作業療法の実習で箸を使う動作訓練

作業療法士の実習は、大きく
「見学実習」「評価実習」「総合実習」
3種類に分かれています。
※学校により名称や構成が異なる場合もあります。

いきなり患者さんを担当することはなく、段階的にステップアップできる仕組みです。
では、どのような実習があるのかここで一緒に確認していきましょう。

見学実習

見学実習は、作業療法士の仕事を知るための実習です。

この段階では患者さんへの直接的な介入は行わず、主に次のような点を観察します。

  • 作業療法士が患者さんとどのように関わっているか
  • リハビリ室や病棟での一日の流れ
  • 他職種との連携の様子

同じリハビリでも、患者さんによって声かけの仕方や進め方が異なります。
そうした違いに気づくことが、見学実習の大きな学びです。

「作業療法士とはどんな仕事なのか」を具体的にイメージできるようになる実習です。

評価実習

評価実習では作業療法士が行う「評価」の考え方を学びます。

評価とは患者さんの身体機能や生活動作、心理面などを多角的に把握することです。
学生は指導者のもとで評価場面に同席したり、一部を体験したりします。

  • 動作を観察する視点
  • 話を聞くときのポイント
  • 記録の取り方

こうした内容を通して、「なぜこのリハビリが必要なのか」を考える力が養われます。
評価実習は、総合実習へ進むための大切な準備段階です。

臨床実習

臨床実習は、これまでの学びを総合的に活かす実習です。

指導者のサポートを受けながら患者さんを担当し、リハビリ計画の立案や実施を経験します。
もちろん、すべてを一人で行うわけではありません。
常に振り返りやフィードバックがあり、考え方を整理しながら成長していきます。

臨床実習を終えるころには、作業療法士として働く自分が現実的にイメージできるようになる人も多いでしょう。

作業療法学専攻の実習の例

作業療法士を目指すうえで、どんな実習をどんな流れで経験するのかは学校選びの大切なポイントです。

ここでは一例として、和泉大学

作業療法学専攻の実習について見てみましょう。
実習先の種類や学年ごとの進み方を知ることで作業療法士への道のりがより具体的にイメージできるはずです。

和泉大学は医療機関を母体とする強みを活かし、大阪・和歌山エリアを中心に、大学病院や総合病院、介護老人保健施設、通所・訪問リハビリテーション、小児分野の施設など、幅広い実習先と連携しています。
さらに、臨床実習に入る前にはキャンパスから徒歩圏内にある関連施設で「プレ実習」を行い、現場の雰囲気や基本的な関わり方に慣れる時間も設けられています。

4年間の実習の流れ

1年次
臨床見学実習(2週間)
プロのOTから介助方法や検査方法を教わり、実際に患者さんとも接する。
「作業療法士とはどんな仕事なのか」を体感する最初のステップ。
2年次
臨床検査・測定実習(3週間)
初めて一人の患者さんを担当し、緊張しつつ実際に検査や測定を行う。
3年次
臨床総合実習Ⅰ(10週間)
検査・測定、治療プログラム作成、リハビリの実践という一連の流れを経験。
4年次
臨床総合実習Ⅱ(9週間)
悩みつつ考えたリハビリで症状の改善が見られ、治療の楽しさと難しさを実感。

和泉大学では、教員と病院・施設が連携しながら進める実習体制。
実習中の不安やつまずきも、一人で抱え込まずに相談できます。

✔ 実習について詳しくは以下をチェックしてみてください。

作業療法学専攻|実習・実習先 大阪河﨑リハビリテーション大学(和泉大学)

まとめ

作業療法士を目指す大学生のイメージ

作業療法士の実習は、病院見学だけで終わるものではありません。
見学実習・評価実習・総合実習と段階的に進むことで、無理なく専門性を高めていく仕組みが整っています。
実習は大変な面もありますが、それ以上に「作業療法士になりたい理由」を再確認できる貴重な時間。

実習環境やサポート体制は、学校選びの重要なポイントです。
どんな実習先で、どのような指導を受けられるのかを事前に知ることが、安心して進路を選ぶ第一歩になるでしょう。

寄り添うこころ、支える技術
和泉大学は、地域社会の保健・医療・福祉向上のため数多くのリハビリテーション専門職を輩出しています。
人を支え、未来を拓く。作業療法士への道、ここから始まる。
なりたい自分になれる学びがここ和泉大学にあります。

和泉大学の5つの強み

  1. チーム医療を実践するための「多職種連携教育」の実施
  2. 海外短期留学ができる!海外の大学との国際交流協定の締結
  3. 大阪・和歌山を中心とした豊富な臨床実習先を確保
  4. キャリアセンターが就職活動を万全バックアップで就職率100%
  5. 高い技術と知識を育成する教育力

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