大阪河﨑リハビリテーション大学

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GRADUATE

2021.06.07

教員ブログ – 今週の骨 耳のようなケンコウコツ

(ヒサリ)
ピーちゃん、ケンコウコツ(肩甲骨)って骨、聞いたことありますか?

(ピー)
聞いたことある!

(ヒサリ)
じゃあ、これとこれ、
どっちがケンコウコツか分かりますか?

(ピー)
右のやつかな・・・?
ゾウの耳みたいな方。

(ヒサリ)
正解は
・・・
・・・
・・・

右がケンコウコツです!!
よくわかったね!
ちなみに左のほうはジョウワンコツ(上腕骨)です。
ケンコウコツって、たしかに、
ゾウの耳のようにも見えますね。


(ピー)
ね。やっぱり右がケンコウコツでしょ!!
で、こっちが、ジョウワンコツでしょ?
で、どう並べるの?

(ヒサリ)
ピーちゃん。こうですよ。

今日準備したジョウワンコツは左だけで、
ケンコウコツは右と左と一つずつ準備できましたよ。

で、これって、
前から見てると思いますか?
背中側から見てると思いますか?

(ピー)
背中からやと思います。
丸くなっているほうが、
そこにいろんなものを入れられるので内側やと思ったよ。

(ヒサリ)
正解です!よくわかりましたね。

丸くなっているほうが、いろんなものが入るので、
体の内側やと思ったのですね。
よく考えましたね。

(ピー)
ケンコウコツは私にもあるよね。

私のケンコウコツも2つあるの?

(ヒサリ)
はい。
みんな2つです。

(ピー)
質問でーす。
ケンコウコツって、プカプカ浮いてるって聞いたことがあるんですが、
ほんまですか?
で、浮いてるってどういう状態?

(ヒサリ)
ケンコウコツは浮いてないです。
ちゃんと体にくっついてますよ。
浮いてるって表現されることがあるんですね。
それって、骨が背中の上のあたりに、
飛び出してるようにみえるからかな?

(ピー)
ここらへんが、でてるからかなー。

(ヒサリ)
そこね。そこ。

では、大篭先生に、そこの名称を教えていただきましょう。

(オオゴモリ先生)
そこね。
ケンコウコツナイソクエン(肩甲骨内側縁)っていうの。
肩甲骨の内側の縁だからね。
うふふ。ホンマにわかりやすい名前がついてるでしょ。
骨のあらゆる部分には、こんなふうに、
わかりやすいそのまんまの名前がついてるんですよ。

ちなみに、鳥のケンコウコツと人のケンコウコツは、
少し違うんですよ。
うふふ。

(ピー)
おー。

つづく。。。


【 記事作成 】
理学療法学専攻 久利 彩子 准教授