言語聴覚士になるにはBecome

言語聴覚士になるには

言語聴覚士になるには、リハビリテーション大学などの養成校で学び、国家試験を受け、言語聴覚士の資格を取得する必要があります。

基本的には、高校生がリハビリテーション大学などの養成校で資格取得を目指しますが、一般大学卒業者や一定基準の科目取得者が指定された養成校を卒業する、海外で言語聴覚士に関する学業を修めるなど、様々なケースがあります。

言語聴覚士になるために必要な資格や受験資格、学校選び、求められる能力などをご紹介します。

言語聴覚士になるには

言語聴覚士とは

言語聴覚士とは、リハビリテーションにおいて必要不可欠な職種の1つです。

例えば、脳梗塞の後遺症による失語症、口がい裂による発音の障がい、難聴、食べる行為が難しくなった等の人々のサポートをするなど、「言葉や聴こえ、飲みこみのエキスパート」です。

言葉を発する/聞くという他者とのコミュニケーション、摂食/嚥下などの食べるという行為は、どちらも人の「暮らし」に深く関わっており、また地域・文化・年代・職業などによって個人差が大きく、病気や障がい以外の幅広い知識が必要となります。

言語聴覚士とは

言語聴覚士になるために必要な資格

言語聴覚士になるためには、国家試験である「言語聴覚士国家試験」を受験し、合格する必要があります。

言語聴覚士国家試験を受験するためには、指定校や養成校で、高校卒業の方は3年以上、一般大学卒業者は2年、一定基準の科目取得者は1年学び、必要科目の単位を取得し、卒業する必要があります。

例年2月中旬の土曜日に試験があり、3月下旬に合格発表があります。試験科目は、基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、発声発語・嚥下障害学及び聴覚障害学と幅広いです。
合格率は大体60~70%となっており、養成校での修業が必要な試験としては低い合格率の、難しいものとなっています。

言語聴覚士国家試験 受験者数 言語聴覚士国家試験 合格率

■言語聴覚士国家試験(受験者数・合格者数・合格率)の推移,PT-OT-ST.net,https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/848,(参照 2019-05-13)

言語聴覚士の資格取得のための
養成校はどう選ぶ?

言語聴覚士の資格取得のための養成校を選ぶポイントとして、「実習内容や設備」「国家資格取得への取り組み」があります。

実習は関連病院や施設にて行われます。設備も、最新の機器や実習室など学校によって異なるため、オープンキャンパスなどで実際に見学する事をおすすめします。
国家資格取得への取り組みも、学校によってサポート体制が様々です。マンツーマンや少人数授業など、事前に調査しておきましょう。

何より大事な事は「自分がどういった言語聴覚士になりたいか」を明確にして選ぶ事です。
「資格取得だけでなく、園芸や音楽といった幅広い療法知識を持ちたい」「啓蒙活動など地域に密着した学校で地元に貢献したい」「チーム医療を早い時期から体験し即戦力になりたい」「医療機関だけでなく様々な場でリハビリテーションの知識を生かす仕事をしたい」など、具体的である程より自分にあった学校を見つける事ができるでしょう。

言語聴覚士の就職状況

言語聴覚士の就職先は、主に病院やリハビリテーションセンターなどの医療機関が中心ですが、聾(ろう)学校や養護学校、児童相談所といった子ども関連の施設や、老人福祉施設、身障者構成援護施設などの施設、言語聴覚学の教育・研究機関、行政関連施設など、多岐に渡ります。

コミュニケーションや食事など、様々な人々の暮らしに密接に関わる分野ですので、職場の違いよりも、いかに個人差の大きい分野であるか・幅広い知識が必要か、を事前に知っていく方が、働く上での具体的なイメージができると思います。

言語聴覚士の就職状況

■日本言語聴覚士協会 会員DATA,めざせST(言語聴覚士)-仕事内容や就職状況、適性診断など,http://mezase-st.com/employment/(参照 2019-05-13)

言語聴覚士に向いている人、やりがい

言語聴覚士に向いているのは、多種多様な人々に興味を持てる、研究熱心な人です。

部位だけでも口・耳・喉とあり、それらは内科・外科、関連する認知、脳機能、神経学、心理学などの専門知識が必須となり、また教育など発達障がいへの対応、さらには個人差のある地域・文化・年代・職業など障がい以外の幅広い知識も必要です。
1つの知識を追うのではなく、様々な知覚とその働き・様々な人々の多様性に興味を持ち、最先端の情報を吸収しながら改善に取り組める人が求められています。