大阪河﨑リハビリテーション大学

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2021.04.29

教員ブログ(園芸療法) - 植え込みと腐葉土

皆さんこんにちは。
園芸・作業療法士の田崎史江です。

現在 2021 年 3 月 下旬 です。
サクラは満開となりました。
毎週デイケアに行くと、華やかさを増しています。
草花や野菜、花木のエネルギーが私たちにも力を与えてくれます。


今回は、玄関前の表札周りの植え込みを整備しました。


春先には、枯れたススキが景石を覆い、
病院の玄関としては残念な状態でした。

デイケアの利用者さんに
「玄関前の植え込みの所が、気になっているんだけど」
と提案すると
「花、植えようや」
という声があがり、皆で整備することにしました。

デイケアの利用者さんは、2~3週間前から、
病院敷地内のグラウンドの周りの土砂や枯葉の溜まる場所から、
バケツで腐葉土を運んできてくれていました。

昔、私が造園屋さんでアルバイトをしていた頃、
師匠に教えてもらったのですが、
自分たちが住んでいる土地に育った植物が朽ちて、
土に戻ろうとしている腐葉土には、
その土地の土壌に住んでいる微生物が沢山いるので、
これを使えば、その土地に適した土づくりができる、
というのです。

腐葉土は園芸店やホームセンターで購入できますが、
私たちはいつも、花壇に採取してきた腐葉土を混ぜ込んでいます。


植えた植物は、元もと植えられていたジャノヒゲ(タマリュウ)と、
多年草のセキチクを選びました。

また、暑い夏にも花を咲かせるマツバギクも植えました。

まだまだ、スカスカで寂しくはありますが、

今後も病院の顔が美しくなるように、
皆さんと一緒に手入れしていきたいと思います。


【 記事作成 】
作業療法学専攻 田崎 史江 助教