大阪河﨑リハビリテーション大学

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2021.02.15

教員ブログ(園芸療法) - 正月飾りとヒヤシンス

皆さんこんにちは。
園芸・作業療法士の田崎史江です。

冬の寒い時期の園芸療法プログラムは、何をしようか考えてしまいますね。
それも、雨が降ってしまうとなおさら。。。

そこで、まずは、お正月用に作っていた門松を解体しました。

神様は門松を見てくれたんかな。
今年も1年、見守っていて下さい。
花苗は花壇に定植します。

次に、おこなったプログラムは、ヒヤシンスの水耕栽培。
「今からは、遅いかなぁ」
とは思いましたが、スーパーのお花売り場の隅に追いやられていたヒヤシンスの球根を発見しました。
「私を買って。。。」
というヒヤシンスの声が聞こえた気がしました。

隣には、
おーおー、チューリップもいるじゃないか。
もう芽が出ている、
おまえも買って欲しいか?
そうか、そうか、私と一緒に行くか?
わかった、わかった。
と、たくさん、買い占めてしまいました。

まずは、みんなで手作業。
ネットで
「ヒヤシンス 水耕栽培 手作り容器」
と検索するとたくさんの事例が出てきます。

私の目に留まったのは、
水を入れた容器に球根を置くためのワイヤー細工。

「これはいい!」
とプログラムを即決。

「これ、すてきでしょ、やってみませんか」
「はい、これワイヤー。柔らかいから指でも曲げられますよ」
と、提案と材料提供だけしてみました。

「えー、何これ、難しいんちゃう!」
と言われて
「えーんよ、こうやって、真ん中に円を作って、花びらみたいに1個1個輪をつくっていったらできるんちゃう?」
と返しながら、私も一緒に作り始めました。

メンバーの中に、手先の器用な方がいらっしゃって、
すぐに1つ仕上げてしまいました。
「おぉー、えーやん。どうやったか、みんなに教えてあげて」
と、さらにメンバー任せ。

花形に仕上げられない人のは、ぐちゃぐちゃだけど、なんか、それなりにイイ。
ワイヤーは100円均一のお店で購入したアルミ製のものを使いました。

出来上がりです。
これは、デイケア玄関の寒いけど日の当たる場所に置きます。

瓶が少々小さいので、根が成長してきたら、大きな容器に変えていきます。
後方にあるのは、ペットボトルを利用した容器です。
これからは毎日、皆さんがヒヤシンスの成長を観察してくれたら良いのだけど。
そのためにも、がんばれヒヤシンス!
花を咲かせてくれぇ~。


【 記事作成 】
作業療法学専攻 田崎 史江 助教