
about
副専攻制度とは
入学した領域・専攻の専門分野に加え、学生一人ひとりが
興味・関心のある分野(園芸療法・データサイエンス)を
学修できる制度です。
プログラムの履修により、領域・専攻にとらわれない
多角的な視野と幅広い専門性を身につけることができます。

merit
副専攻を選ぶメリット
-
01
領域・専攻の枠を超え、
異なる分野を深めることができるリハビリテーション分野において、治療方法の一環として園芸療法を取り入れ、患者様に合わせたリハビリを行うことが求められています。
そのため、園芸療法の知識を深め、今後ますます重要性が増すこの分野で専門知識を修得することは、患者様へのより効果的なケアを提供し、リハビリテーションの専門家としての競争力を高めることに繋がります。 -
02
興味・関心に合わせて
知識を深めることができる今後、ますますデジタル化が進む中で、リハビリテーション分野にもITやAI技術を取り入れることが重要になるとされています。
将来的には、これらのテクノロジーを活用し、患者様一人ひとりに最適なリハビリを提供することが求められています。 -
03
副専攻修了証が交付され、
就職活動にも活かせる副専攻修了証が交付されることで、自分だけの強みや専門知識を身につけ、これを活かして就職活動を有利に進めることができます。
専門的な分野で得た知識は、就職市場での大きな武器となり、希望する職に就くための強力なサポートとなります。 -
04
授業カリキュラムの中で
資格を取得できる※園芸療法副専攻のみ大学内で授業を受けながら、資格を取得することができます。
追加の授業料などはかからないので安心です。
大学のカリキュラムを通じて、基礎からじっくり学ぶことが深い理解につながります。

horticultural therapy
園芸療法副専攻
「園芸療法副専攻」では、「園芸」に興味・関心のある学生が、
園芸療法分野の専門的知識・技能を修得することで
「園芸療法士」資格の取得ができ、「副専攻修了証」も交付します。
園芸療法とは
自然に囲まれる心地よさ、花の香りや彩りからの刺激、野菜を育てて食べる楽しさなど、花や緑、自然の力を活かして、心や身体に障がいを持つ人々の機能回復や症状の改善、心のケアに役立てるのが「園芸療法」です。
これを実践するためには、豊かな人間性と高度な知識・技術を持つ専門家、「園芸療法士」が不可欠です。本学では、広大な敷地を活用して「園芸療法」の授業を行い、園芸療法士の資格取得を目指すカリキュラムを提供しています。
また、関連グループ施設では、作業療法の一環として園芸や陶芸を通じて、認知症の治療や予防、精神症状の緩和に成果を上げています。日本では園芸療法に取り組む大学はまだ少なく、その取り組みは各方面から注目されています。
features
学びの特色
-
在学中に4つの専攻・2つの大学院領域で「園芸療法士資格」が取得可能
科目には「園芸論」や「ガーデニング」などがあり、栽培管理に関する基本的な園芸作業の理解から、園芸療法プログラムの立案まで、専門的な知識と技術を学びます。
必要な科目を修得すれば、在学中に園芸療法士資格を取得できます。 -
園芸療法用に整備された2つのガーデンで様々な実習が可能
園芸療法用の庭「イネーブルガーデン」を2カ所に整備しています。
第1イネーブルガーデンには、車いすの方でも楽しめる花壇(レイズドベッド)を設置し、また第2イネーブルガーデンは、野菜作りなどができる約65,000㎡の広大な敷地があります。 -
リハビリにおける園芸療法の
可能性「園芸療法」はリハビリテーションの一種として、病院や福祉施設で実施され、高齢者や障がい者の心のケアを行うことができます。
この技術は、理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻、ヘルスプロモーション専攻などの職種にも応用可能です。
活躍するフィールド
生花・ブライダル関連企業、造園関連企業、医療・福祉施設(園芸療法関連)、
園芸・種苗・JA・食品関連
園芸療法士資格を取得した
学生からのコメント

須崎 恭平さん
SUZAKI KYOHEI
2023年後期入学 科目等履修生
勤務先・職種:特別養護老人ホーム 天の川明星・作業療法士
-
園芸療法士の資格取得を目指した理由をお聞かせください。
園芸療法を実践している中で、まず自分自身が花や緑、自然に癒されていることを実感しました。日常生活や仕事で感じる心の痛みが、ふと軽くなる瞬間を何度も経験し、その癒しの力を実感しました。これが、同じような痛みを抱える人々にとっても救いになるのではないかと考え、さらに学びを深め、幅広いアプローチができるようになりたいと思い園芸療法士を目指しました。
-
本学を選んだ理由を教えてください。
仕事をしながら園芸療法士の資格を取得するため、現実的に通学可能な場所としてカワリハを選びました。
カワリハで科目等履修生として園芸療法士の資格を目指すのは私が第一号となるため、少し不安もありましたが、大学見学時に学長や教職員の方々に温かく迎えていただき、親身に可能性について一緒に考えてくださったことで、ここなら安心して学べると感じ、志望しました。 -
あなたの考える園芸療法士(園芸療法)の魅力をお聞かせください。
園芸療法士として、自然を活用し、人と自然、人と人、地域とのつながりを作り出せることに魅力を感じています。職場では、他の職員からもらった種を使ってオクラを育て、その過程を共有したり、施設のある交野地域にゆかりのある交野木綿を、地域で生まれ育った入居者様と一緒に育てて触れ合うなど、つながりを感じています。
園芸療法は、自然と触れ合いながら自分の命を見つめ、今を味わい、四季の移ろいを五感で感じながら過ごすことができる点が魅力です。入居者様からは『毎日退屈だから、こういう活動があると楽しみができて良い』と言われ、ご家族様からは『施設に来るたびにお花たちに癒されている』といった声をいただくなど、その効果を日々実感しています。 -
現状の園芸療法の活用のされ方、また将来性についてどのようにお考えですか。
職場では、施設内の大きめのバルコニーや玄関先で花や野菜の栽培を行っています。これらの栽培や管理を入居者様と一緒に行い、『メロンが育っているのでちょっと見に行きませんか』といった形で散歩の目的にすることもあります。園芸療法を通じて、役割を創出し、楽しみを持ちながら生活できる環境を作っています。将来的には、屋上庭園のように規模を大きくし、自然と人が集まる癒やしや憩いの場を提供できたらと思っています。
data science
データサイエンス副専攻
「データサイエンス副専攻」では、
「IT(情報技術)」に興味・関心のある学生が、
IT(情報技術)を活用した健康領域に役立つ専門的知識を
修得することができ、「副専攻修了証」を交付します。
データサイエンスとは
データサイエンスは、膨大な量の情報(ビッグデータ)を収集し、それを科学的に解析することで、問題の原因を特定し、より正確な予測を行う学問分野です。統計学や数学、プログラミングの知識を活用するだけでなく、最近ではAI技術を取り入れた研究が増加しています。
情報通信技術(ICT)の急速な進化により、医療、スポーツ、ビジネス、行政、教育などの各分野で蓄積されたデータを効率的に処理し、必要な情報を迅速に選別・分析できるようになり、データサイエンスの重要性がますます高まっています。

features
学びの特色
-
医療・健康分野の発展を
促進する医療分野におけるビッグデータを効果的に活用するためのデータ分析スキルを習得し、医療・健康分野の発展に向けて、実践的な解決策を提供できる能力を身につけることができます。
-
AI技術を福祉分野に生かす
蓄積されたヘルスデータを活用し、対象者に最適な支援を提供するためのケアプランを作成し、さらに『健康』促進のためのアクティブな活動やトレーニング方法を科学的に学ぶことができます。
-
フィールドワークを活用した
学びフィールドワークを活用し、実際のデータ収集と分析を通じて、データサイエンスの実践的なスキルを学びます。
現場で得た知識を基に、課題解決に繋がるデータ分析を体験できます。
活躍するフィールド
情報産業(通信、IT、コンサルティング、メディア)、製造業、金融業、インフラ業、建設業、流通小売業、技術サービス業、教育業、保険業、国家公務員、地方公務員
faq
よくある質問
全専攻に対応しており、大学院生も学べます。
「データサイエンス」副専攻には資格取得のカリキュラムはありませんが、「園芸療法」副専攻を修了することで、全国大学実務者協会認定の「園芸療法士」資格を取得できます。この資格は、関西の医療系4年制大学では本学だけが取得可能です。
畑を使用する演習の授業と、屋内で実施される講義形式の授業があります。
園芸療法は病院や施設で提供されています。植物を育てることで、身体的・精神的な健康を促進し、特に高齢者やリハビリが必要な方に効果があります。園芸活動は、ストレス軽減や認知機能の改善、社会的な交流にも役立っています。
資格申請には、5,500円の費用が必要です。ただし、全国大学実務教育協会の規程に変更があった場合は、この限りではありません。
データサイエンスを学ぶには、大学受験程度の数学が必要ですが、難しい数学の知識は特に求められません。
また、数学が得意でない学生向けにサポート体制を整える予定ですので、文系の方でも安心して学ぶことができます。
パソコンやプログラミングの知識は必須ではありません。基本的な操作ができれば問題なく学べます。
データサイエンスに興味があり、学びたいという意欲があれば、初心者でも安心して取り組めます。
サポート体制も整っているので心配いりません。