大阪河﨑リハビリテーション大学

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2021.08.05

教員ブログ(園芸療法) - 水分補給と夏の園芸療法

皆さんこんにちは。
園芸・作業療法士の田崎史江です。

今日は2021年7月21日。
梅雨が明け、太陽がギラギラと照りつけます。
いよいよ東京オリンピックが始まりますね。
自宅テレビで観戦することにしましょう。

この暑さの中、園芸活動は熱中症にならないよう気をつけながら行います。

作業時間は短めに、参加者の様子を見ながら休憩を取ります。
こまめに水分補給できるようにスポーツドリンクや6月に漬けた梅シロップのジュースを準備して、
作業道具と一緒に持ち歩きます。
参加者には「自分が飲みたいな、と思うタイミングですぐ休憩して飲んでね」と言っておきます。

先週は、病院の食堂前の植栽地の手入れをしました。

灌木類の剪定をしたり、プランターの除草、灌水したり、とよく頑張ってくれました。
病院前の花壇の手入れも同様ですが、彼らの作業している姿を病院スタッフに見てもらうことで
「いつもありがとう」
「きれいになった」
の言葉をかけてもらうことが多いです。
こうした声掛けは、参加者の方々のモチベーションや他者のために役立っているという意識を持ってもらうことに繋がっていきます。

玄関前の花壇を手入れしていた時には、病院の理事長がわざわざ出てきて下さり、
声掛けをしてくれました。
参加者の1人は
「きれいになったって、みんなが声かけてくれるねん」
と、自分たちの作業に誇りを持っているようです。


【 記事作成 】
作業療法学専攻 田崎 史江 助教