大阪河﨑リハビリテーション大学

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2021.01.08

学長から受験生へのメッセージ - 作業療法士を目指そう!!

 受験生の皆さんは、本年の入学試験について突然のコロナ禍のために例年とは違う不安を持っておられるのではないでしょうか。本学では現時点(1月8日付け)において学生・教職員の感染者を出さずに運営できております。選抜試験に関しても感染防止対策を万全な体制で実施しております。
 本学の入学定員は理学療法60名、作業療法60名です。多くのリハビリ系大学では作業療法の定員が理学療法より少なく設定されていますが、本学はそれだけ作業療法を重要と考えています。本学の副学長は日本作業療法士協会長を勤めておられた寺山久美子先生が務められています。

 一般的には作業療法の重要性は十分には理解されていないようです。受験生にとっても作業療法の内容は分かりにくいと思いますので、ご説明したいと思います。作業療法は英語で occupational therapy と言いますが、occupation とは、もともと仕事や職業の意味合いです。「作業療法」の訳語のために誤解されている部分もあるかも知れませんね。同じ漢字を使用している台湾では「職能療法」と訳されており、私も個人的には「職能療法」の方が、職能団体や職能給などのことばもありますし、理解しやすいのではないかと思っています。

 作業療法とは、簡単に言うと、日常生活機能を回復させるリハビリテーション専門職のことです。理学療法が障害にあった手足の基本的運動機能を回復するのに対して、作業療法は回復した手足をどのように生活機能に役立てるかを考えています。従って、理学療法よりも、より複雑な手法と障害に対する理解が必要とされます。作業療法の技法として、音楽療法、絵画療法、動物介在療法、園芸療法など多彩な治療法が行われていますが、本学ではとりわけ園芸療法に力を入れており、本学卒業生の多くは、園芸療法士の資格も取得しています。本学の作業療法学専攻には、有能な優れた能力を持った学生さんも多く学ばれており、昨年度の作業療法学専攻の卒業生の国家試験合格率は100%でした。

 一般入試を受験される時には、他の専攻を第1希望とされる方におかれましても、第2希望に作業療法学専攻を記入していますと、本学への合格の可能性が高くなります。

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学長プロフィール

武田雅俊
大阪河﨑リハビリテーション大学学長/大阪大学名誉教授

世界生物学的精神医学会理事長、世界老年精神医学会理事長、日本精神神経学会理事長、日本生物学的精神医学会理事長、近畿精神神経学会理事長、大阪大学精神医学教授などを勤め、日本老年精神医学会、日本精神神経薬理学会、日本認知症学会、日本未病システム学会、日本神経化学会、世界精神医学会の理事などを歴任