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認知予備力研究センター
認知予備力研究センター 概要
目的
認知機能研究の推進を図るとともに、認知予備力を解明し、認知症予防に寄与することを目的とする
研究活動
- 認知機能の維持・改善に関する研究の企画、調整及び統括
- 認知予備力を解明する研究の企画、実施及び統括
- 認知症予防プログラムの開発、実施及び統括
- その他前3項に関連すること
認知予備力研究センター長 メッセージ
認知予備力研究センター長武田 雅俊
2018年4月に、大阪河崎リハビリテーション大学では認知予備力研究センターを設置し、認知予備力(cognitive reserve)についての研究活動を開始しました。
高齢者の脳内にはアミロイド沈着、神経原線維変化、神経細胞脱落などの加齢変化が見られます。
この三つはアルツハイマー病の基本病理と考えられていますが、このような病理所見を示す人でも、認知機能には個体差が大きいことが知られています。
実際に死後脳においてアルツハイマー病の病理を呈する人の中には、生前に認知機能低下を示していなかった人もたくさんいることが知られています。
このような事実から、アミロイド沈着や神経原線維変化は、必ずしも認知機能低下と相関しない場合がありうることが考えられており、病理所見と認知機能の乖離を説明する仮説として「認知予備力」仮説が提唱されています。
認知予備力が高い人では、アルツハイマーの病理があったとしても認知機能を維持できる可能性があります。
当センターではこのような認知予備力の性質を明らかにし、認知予備力を高めることを目標にしています。
医学博士、大阪大学名誉教授
経歴
- 1983年
- 大阪大学大学院修了 医学博士
- 1984年
- 大阪大学精神医学教室 助手
- 1985-1987年
- 米国フロリダ大学およびベイラー医科大学に留学
- 1991年
- 大阪大学精神医学教室 講師
- 1996年
- 同 教授
- 2015年
- 藍野大学 学長
- 2018年
- 本学 認知予備力研究センター長 就任
- 2020年
- 本学 学長 就任
認知予備力研究センター開設にあたり
CRRCたより
CRRC(CognitiveReserveResearchCenter)たよりでは、認知予備力に関する研究活動やセミナーのお知らせなどを
お伝えしています。
私立大学研究ブランディング事業
本センターでは、私立大学研究ブランディング事業への申請を目指しています。
私立大学研究ブランディング事業とは
学長のリーダーシップの下、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色を大きく打ち出す取り組みを行う私立大学に対し、
施設費や装置費、設備費、経営費を一体的に支援するもので、社会展開型のタイプAと世界展開型のタイプBを設けています。
平成29年度は188校から申請され、「タイプA」は33件、「タイプB」は27件が選定されました。