リハビリテーション研究科の学び
STUDY
学びの流れ
リハビリテーション学専攻には、主として理学療法士を対象とした運動機能科学領域、主として作業療法士を対象とした生活行為科学領域、主として言語聴覚士を対象としたコミュニケーション科学領域の3領域を設置していますが、リハビリテーション関連領域に興味のある医療関係者なら、現在の職種に関連した内容に幅を広げて研究することも可能です。

運動機能科学領域
地域における健康増進、障害予防、介護予防、再発予防などの取り組みを推進し、フレイルやプレフレイルを対象とした運動機能障害の評価・介入方法についてのエビデンス構築に寄与する研究を行います。

生活行為科学領域
高齢者および認知症の人に対する生活行為障害のリハビリテーションの研究や認知行動療法の知識を活用した地域リハビリテーションの実践等の研究を行います。

コミュニケーション科学領域
高齢者の認知機能と経度認知障害を含めた認知症患者の特徴を理解し、認知障害や意欲障害がある人に対するリハビリテーションの効果を高めるため研究を行います。

履修イメージ
共通科目 | 支持科目 | 専門科目 | 特別研究 |
---|---|---|---|
12単位 | 8単位 | 4単位 | 8単位 |
- 合計32単位以上修得
- 研究指導受講
- 修士論文
- 最終試験
学位取得
理学療法士・作業療法士
養成校教員資格
「理学療法士養成校教員資格」・「作業療法士養成校教員資格」について、理学療法士・作業療法士養成校の専任教員になるための方法として、『免許を受けた後三年以上理学療法又は作業療法に関する業務に従事した者であつて、学校教育法に基づく大学院において教育学に関する科目を四単位以上修め、当該大学院の課程を修了したもの』があります。
本学では院生が教育者の道を目指すことができるよう、教育学に関する科目として「リハビリテーション教育学特論」及び「リハビリテーション教育学演習」の4単位を配置しています。
履修・研究指導の流れ
履修指導及び研究指導の方法・
スケジュール【1年次】

履修指導及び研究指導の方法・
スケジュール【2年次】

ティーチング・アシスタント制度と
リサーチ・アシスタント制度
大学院生を対象に、ティーチング・アシスタント制度とリサーチ・アシスタント制度を設けています。
両制度とも手当が支給されますので、大学院生に対する経済的支援ともなっています。
ティーチング・アシスタント(TA)制度
ティーチング・アシスタントは大阪河﨑リハビリテーション大学大学院の優秀な学生に対し、教育的配慮の下に教育補助業務を行わせ、本学の学部又は大学院の教育におけるきめ細かい指導の実現や当該学生が将来教員・研究者になるためのトレーニングの機会の提供を図るとともに、これに対して手当を支給することにより、処遇の改善の一助とすることを目的としています。
リサーチ・アシスタント(RA)制度
リサーチ・アシスタントは大阪河﨑リハビリテーション大学における学術研究の一層の推進に資する研究支援体制の充実・強化及び若手研究者の養成・確保を促進するため、本学が行う研究プロジェクト等に優れた大学院修士課程学生を研究補助者として参画させ、研究活動の効果的推進、研究体制の充実及び若手研究者としての研究遂行能力の育成を図ることを目的としています。
2024年度 修士論文の研究題目
運動科学領域
- 伊藤里紗
「地域在住高齢者における運動習慣とICT利活用の関連について 」(指導教員:今岡真和) - 近藤颯人
「回復期リハビリテーション病棟に入院した脳血管疾患患者の転帰先に影響する因子の検討」(指導教員:今岡真和) - 西居壱真
「睡眠障害を有する地域在住高齢者の身体機能・精神心理機能の特徴」(指導教員:今岡真和) - 松本凱貴
「地域在住高齢者のプレフレイル有症と食欲との関連性について 」(指導教員:今岡真和)
コミュニケーション科学領域
- 神納章宏
「高齢者における嗅覚機能の変化と認知機能低下との関係」(指導教員:武田雅俊) - 木下供美
「入院患者のリハビリテーション効果に及ぼす意欲と認知機能の影響」(指導教員:武田雅俊)