研究・社会連携活動
RESEARCH
2025.12.04
CRRC研究会にて近畿大学病院の白石匡先生にご講演いただきました
本学で毎月開催しているCRRC研究会にて、近畿大学病院リハビリテーション部の理学療法士の白石匡先生をお招きし、「横隔膜の“動き”をどう捉えるか~呼吸リハビリテーションにおける超音波評価の臨床応用~」についてご講演いただきました。
横隔膜は胸腔と腹腔を隔てる主要な吸気筋であり、安静換気の約 7〜8 割を担う重要な構造です。横隔膜機能の評価には、胸部X線、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴画像法(MRI)、筋電図、経横隔膜圧など多様な手法が存在しますが、臨床場面では再現性と簡便性に優れる超音波による移動距離・筋厚・筋厚変化率の測定が広く用いられています。
本講演では、横隔膜の可動性に着目し、超音波診断装置を用いた評価方法と、その臨床応用について概説されました。
この中で超音波画像診断装置を用いた横隔膜機能評価は、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺疾患、特発性胸膜肺実質線維弾性症など多様な呼吸疾患における運動耐容能や換気制限の理解と介入の最適化に極めて有用であることを明らかにされました。従って横隔膜の「動き」を的確に捉えることは、呼吸リハビリテーションの質をさらに高め、個別化医療の推進に寄与することが示唆されました。
多くのデータを示されながら今後の課題などもお話しされ、呼吸リハビリテーションへの理解が深まるご講演でした。
