リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻 ことばや聞こえ、飲み込みの機能を維持・向上し人間性の回復を支援

言語聴覚療法とは

言語聴覚療法は、たとえば脳梗塞の後遺症で、人やものの名前を言おうとしても出てこない(失語症)などといった医療分野の患者さんに対して行うリハビリテーションです。他にも言語聴覚士の仕事として、口がい裂で発音に障害がある、難聴があるといった、障害児・者に対する教育、訓練を行ったり、障害により“食べる”という行為ができなくなったり難しくなった方々の支援などがあります。言葉や食べ物は地域・文化・年代・職業などによって個人差が大きいので、言語聴覚士は病気や障害に関する知識以外にも幅広い関心と知識をもつことが必要です。

授業ピックアップ

言語発達障害治療学

知的障害、肢体不自由、自閉症、学習障害などに伴う小児の言語発達障害およびその治療について学びます。

音声障害学(含実習)

声の生成に必要な基本知識を生理学的に確認し、音声障害をもたらす疾患とその病態を学び、種々の検査や治療法について習得します。ロールプレイ形式での演習も行います。

聴力検査法(含実習)

聴覚検査機器の取り扱いや結果の解釈、検査の意味、騒音計の扱いなどを演習を交えて学び、症例に応じた聴覚検査法の選択と結果判定が可能となることをめざします。

小児聴覚障害診断学

聴覚障がい児の評価や診断、コミュニケーション障害とその対策、治療教育・リハビリテーション方法を習得します。

嚥下障害学(含演習)

摂食・嚥下(のみこみ)にかかわる器官と摂食・嚥下のメカニズム、および摂食・嚥下障害の原因となる疾患と外傷、摂食・嚥下障害の病態について理解し、摂食・嚥下機能の評価・訓練、食事指導の方法、高次脳機能等他の障害との関連、予後予測、他職種との連携法を学習します。

言語聴覚学専攻の特長

瑞々しく心豊かな質の高い言語聴覚士を養成

本専攻では、瑞々しく豊かな心を持ち質の高い言語聴覚士を養成するために、豊かな臨床経験を基盤に最新の研究を行う教員が指導します。また、医師・臨床心理士・理学療法士・作業療法士などを交えた講義や、関連病院・施設や、周辺の病院・施設と連携した実習も多く行います。また言語聴覚療法は、小さな子供からお年寄りまで、幅広い年齢層とさまざまな背景をもつ人々を対象としているので、一人ひとりの患者さんと深く関わるため心理学系の知識も必要です。そのため本専攻では臨床心理学や心理測定法など心理学系の講義も充実させています。

資格・進路

取得可能な資格

資格取得における「必修科目」を修得した上で、所定の「選択科目」を修得するか、
言語聴覚士国家試験に合格することで資格が得られます。

言語聴覚士の職域
医療施設
大学病院・総合病院・
一般診療所・リハビリテーションセンター ほか
肢体・言語聴覚児施設
難聴幼児通園施設 ほか
老人福祉施設・社会福祉施設
老人福祉施設・身障者更生援護施設・児童福祉施設・
身障者福祉センター ほか
教育・研究施設
特別支援学校・言語聴覚士養成校・研究施設 ほか
行政関連施設
保健所・保健センター・都道府県庁・市町村役場 ほか
その他
コミュニケーション機器関連企業 ほか

Voice

患者さんを笑顔に

御牧 里穂 さん

小さな頃から漠然と医療関係の仕事に就いて、人の役に立ちたいと思っていました。そして高校生の頃、病院を見学させてもらう機会を得たときに言語聴覚士の仕事を間近で見て「これだ!」と思いました。リハビリの成果を嬉しそうに話す患者さんを見て、私も患者さんを笑顔にできる言語聴覚士になりたいと強く願う様になりました。
大学に入学するまで言語聴覚士は食べたり話したり日常にとても密着したリハビリを行うだけと思っていましたが、大学で授業を受けるとそれだけではなく、本当に幅広いリハビリを行います。覚えることはたくさんあり勉強は大変ですが、同じ夢を持つ仲間と勉強しているとお互い支えあって頑張れます。またこの大学は本当にアットホームで先輩も後輩も仲がいいので楽しい大学生活を送れると思います。

My Schedule (3年前期)
  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1限目
9:00~10:30
      失語症学Ⅱ
演習
高次脳機能
障害Ⅰ演習
2限目
10:40~12:10
臨床
心理学Ⅱ
言語発達
障害治療学Ⅰ
機能性
構音障害学
3限目
13:00~14:30
関連職種
連携論
補聴器・
人工内耳
言語聴覚学
研究法/
言語聴覚学
研究法演習
音声障害学
4限目
14:40~16:10
    医療統計学
5限目
16:20~17:50
吃音学 栄養学

瑞々しい心と豊かな臨床経験を持つ
言語聴覚士をめざして

言語聴覚学専攻長 木村 秀生 教授

コミュニケーションは人間関係の基盤であり、摂食・嚥下は生存の基盤です。従って、その基盤にアプローチする言語聴覚士は、病気や障がいが生じた直後から家庭・学校・職場・地域に復帰なさるまで、また復帰の後まで「全人的復権」というリハビリテーションの大きな目的の大切な一翼を担うことになります。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象に本来持っておられる可能性を引き出して、その方らしい生活ができるように支援する職種です。
また、障がいを持った方々の地域でのサポートや高齢者福祉が焦点化する現在の日本にあって、今最も求められている職種の1つです。従って、本学の就職率も毎年100%を誇っています。瑞々しい心を持って、真摯に障がいのある方々の支援にあたる言語聴覚士をめざして、共に学びあいましょう!

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