理学療法学専攻 リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 身体障害からの回復と予防からスポーツ理学療法まで

理学療法とは

理学療法はケガや病気により体に障害を持った方や、病気などにより将来、障害を持つことが予測される方に対し、座る、起きる、立ち上がる、歩くなどの基本動作能力の回復や障害悪化の予防を目的として行われます。失った機能の回復と眠っている機能を覚醒させるのが理学療法です。

授業ピックアップ

レッドコードを使ってのリハビリ

ノルウェーで生まれた「レッドコード」というリハビリテーション器具を知っていますか?その名の通り、天井から赤いロープを吊るし、さまざまなアタッチメントを装着して使用します。身体の大きな人のリハビリをサポートするのは大変です。そこで、介助者の負担を軽減するために開発されたのがこのロープで、別名「援助の手」とも呼ばれています。さらに「ニューラック」と呼ばれる技法を用いることによって眠っていた筋肉、機能を目覚めさせることにより、痛みを和らげたり、本来の機能を取り戻したりすることができます。使い方は無限大で、日本では上肢や下肢のリハビリだけでなく、食べ物や飲み物を口から胃へうまく送ることができない「嚥下(えんげ)障害」のリハビリなどに幅広く利用されています。最近ではレッドコードはリハビリだけでなく、スポーツトレーニングの分野でも注目を集めています。

スポーツの現場で頑張る選手を支える :スポーツ理学療法

橋本雅至教授はバドミントンやラクロスなどで世界的にも有名な選手のサポートをはじめ、高校球児たちのサポートを長年続けてきた、スペシャリスト。高校野球のサポート現場にも連れて行ってもらえるなど、生きたスポーツ理学療法が学べます。

義肢装具学

手や足など身体の一部分を失った方が、その機能を補うために使用する器具である義肢や、身体の機能が低下したり失われたりした方が、その機能を補うための器具である装具について学びます。

内部障害理学療法学実習

慢性呼吸器疾患、虚血性心疾患、代謝系疾患などの内部障害に対する肺機能測定、心臓リハビリテーションの運動処方、体力評価のための正確な呼吸代謝を測定します。

理学療法計測法

理学療法評価に欠かせない形態・計測・関節可動域測定を学びます。さらに、計測についての意義、目的、方法、結果の解釈について学習します。

病理学

「病気はどんな原因で起こり、体にどういう変化を起こすか」を学びます。病気の基本的な原因と病態の発生過程を病理学的観点から理解するために、個体の発生異常、細胞や組織レベルでの変性や退行、循環器障害、免疫不全や障害、炎症、感染症、腫瘍、代謝異常、老化などについて学習します。

物理療法学実習

熱・水・光・電気などの物理的手段を活用したホットパック・部分浴・極超短波などを使用し、痛みの軽減を図ります。温熱刺激や電気刺激、機械的刺激に対する生態の反応を理解し、実際の治療にどのように適応していくか理解します。

理学療法学専攻の特長

幅広い視点から実践力を高める

本専攻では、居宅を中心に地域社会と連携した地域リハビリテーション、予防的見地から疾病を発症させず機能を悪化させないための予防的リハビリテーションに関する授業も充実させています。また、理学療法によって行われる基本的動作能力の回復は、心の病にも有効です。関連施設の水間病院(精神科)では、早くから精神科領域で理学療法に取り組み成果を出しています。そこでこれらのノウハウも取り入れ、本学では身体的側面だけでなく、精神的な面からもサポートできる理学療法士を育成しています。幅広く学ぶことでそれまで見えなかったことが見えてきます。

資格・進路

取得可能な資格

資格取得における「必修科目」を修得した上で、所定の「選択科目」を修得するか、
理学療法士国家試験に合格することで資格が得られます。

理学療法士の職域
医療施設
大学病院・総合病院・一般診療所・リハビリテーションセンター・ほか
社会福祉施設
老人福祉施設・身障者更正援護施設・児童福祉施設・身障者福祉センター・ほか
教育・研究施設
理学療法士養成校・研究施設・特別支援学校・ほか
行政関連施設
保健所・保健センター・都道府県庁・市町村役場・ほか
介護保険関連施設
在宅介護支援事業所・ほか
その他
スポーツトレーニング施設・医療機器関連企業・ほか
医療・介護の現場からスポーツ選手のフォローなど多彩な分野で活躍

患者さんは、プロスポーツ選手から地域のお年寄りまでニーズは運動に関わるあらゆるところに及んでいます。そのため進路は病院などの医療機関から介護施設関係、さらにはプロスポーツ団体など多岐にわたります。本学ではこのように多様化するニーズの中で「自ら考え、行動できる理学療法士」を目指して、確かな技術と知識はもちろん、現場で患者さんの問題に向き合ったときに、その問題を解決できる「発想力」と「思考力」を養います。

Voice

人に喜んでもらえるやりがいある仕事

岡本 玲奈 さん

高校生の時、祖母が歩きにくくなっていったため、近くの病院でリハビリをうけることになりました。祖母は今も1人では歩けませんが、歩行器を使うと歩けるようになりました。そのリハビリについていき見学させてもらうことで、自分の行ったリハビリで、誰かに喜んでもらえる、とてもやりがいのある仕事だなと思い、自分も理学療法士になりたいと思いました。

My Schedule (3年前期)
  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1限目
09:00~10:30
      神経系
理学療法学
内部障害
理学療法学
2限目
10:40~12:10
生活環境学 医用福祉
機器論/
予防医学的
リハビリ概論
神経系理学
療法学実習
内部障害
理学療法実習
3限目
13:00~14:30
    臨床運動学 運動器系
理学療法学
4限目
14:40~16:10
スポーツ障害
理学
リハビリ
メイクアップ
  運動器系
理学療法実習
5限目
16:20~17:50
スポーツ障害
理学実習
 

リハビリが必要な方々を支える
心豊かな理学療法士に

理学療法学専攻長 酒井 桂太 教授

人はひとりでは生きていくことができない生き物です。誰かの支えがあったからこそ素晴らしい人生を築いていけるものだと日頃から考えています。
自分自身の具体的な将来の進路について考える時に、人の役に立つ仕事がしたいとか、人と関わる仕事がしたいとか考えますよね。"理学療法士"がその気持ちを十分に満たしてくれる職業なのです。
加えて本学は、リハビリテーション関連職種の柱となる"作業療法士"や"言語聴覚士"を目指す仲間達と共に"リハビリテーションが必要な方々のよき支え"となる勉強をしていく環境が整っております。人のために何かをしたいという皆さんの入学を心からお待ちしております。

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学部・学科
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