作業療法士になるにはBecome

作業療法士になるには

作業療法士になるには、リハビリ大学などの養成校で学び、国家試験を受け、作業療法士の資格を取得する必要があります。

基本的には、高校生・社会人・編入生などがリハビリテーション大学などの養成校で資格取得を目指しますが、他の医療・福祉関係の有資格者や海外の免許を持つ方などの例外もあります。

作業療法士になるために必要な資格や受験資格、学校選び、求められる能力などをご紹介します。

作業療法士になるには

作業療法士とは

作業療法士とは、リハビリテーションにおいて必要不可欠な職種の1つです。

食事など日常の動作、仕事、遊びなどの活動を通じて、『自立して生きたい』という意欲を障がいのある人から引き出し、豊かな生活を送れるようにサポートする職業です。
リハビリテーションというと、一般的に体の動作の治療をイメージしがちですが、作業療法士は「からだ」だけでなく「こころ」の障がいも対象としていることが大きな特徴です。

発達に障がいのある子どもから老年期の障がいがある高齢の方まで、様々なリハビリテーションを必要とする人のために働いています。

作業療法士とは

作業療法士になるために必要な資格

作業療法士になるためには、国家試験である「作業療法士国家試験」を受験し、合格する必要があります。

作業療法士国家試験を受験するためには、通常、指定された学校や養成校で3年以上学び、必要科目の単位を取得し、卒業する必要があります。

例年2月下旬の日曜日に試験があり、3月下旬に合格発表があります。試験は筆記試験で一般問題及び実地問題が出題されますが、視覚障害者の方には弱視用試験や点字試験なども用意されています。
養成校での修業が必要なため、合格率は高いものの、年々受験者が増えており難しくなってきています。

作業療法士国家試験 受験者数 作業療法士国家試験 合格率

■作業療法士国家試験(受験者数・合格者数・合格率)の推移,PT-OT-ST.net,https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/848,(参照 2019-05-13)

作業療法士の資格取得のための
養成校はどう選ぶ?

作業療法士の資格取得のための養成校を選ぶポイントとして、「実習内容や設備」「国家資格取得への取り組み」があります。

実習は病院や施設にて行われます。設備も、最新の機器や実習室など学校によって異なるため、オープンキャンパスなどで実際に見学する事をおすすめします。
国家資格取得への取り組みも、学校によってサポート体制が様々です。マンツーマンや少人数授業など、事前に調査しておきましょう。

何より大事な事は「自分がどういった作業療法士になりたいか」を明確にして選ぶ事です。
「資格取得だけでなく、園芸や音楽といった幅広い療法知識を持ちたい」「啓蒙活動など地域に密着した学校で地元に貢献したい」「チーム医療を早い時期から体験し即戦力になりたい」「医療機関だけでなく様々な場でリハビリテーションの知識を生かす仕事をしたい」など、具体的である程より自分にあった学校を見つける事ができるでしょう。

作業療法士の就職状況

作業療法士の就職先は、主に医療機関や福祉施設、教育現場などがあります。

就職先も幅広いですが、それ以上に患者さんの幅が広いことが特徴です。後遺症治療や精神疾患治療を受ける方のサポート、ご高齢の方の介護に子どもたちの支援など、すべてのリハビリテーションを受ける人と関わることが可能です。
そのため、就職先についても事前に知っていくことで、どんな患者さんがいらっしゃるのか、どういった人々に寄り添って働いていくのかを、より具体的にイメージしていくことができます。

作業療法士の就職状況

■作業療法士の就職先,20代はじめての転職・就職講座,https://20jobguide.info/tenshoku-ot/,(参照 2019-05-13)

作業療法士に向いている人、やりがい

作業療法士に向いているのは、相手の心や状態の機微を読み取れる人、共感できる人です。

リハビリは医師や療法士だけでなく、もちろん患者さん自身も自立した生活を取り戻すために努力されています。
そのモチベーションを引き出したり、日々のちょっとした変化や患者さんのニーズを察知して治療に活かしたりと、高いコミュニケーション能力や観察力が求められます。

リハビリ後にもとの生活に適応できる様、治療後のことも考えて試行錯誤する必要があります。相手の立場に立って考え、導いていける人が作業療法士に向いていると言えます。